【イメトレ】絵を描くための想像力の鍛え方

最近イメージトレーニングをがんばってます

 

皆さんお疲れ様です

 

高原
高原

高原さと(@ART_takahara)です

 

今日は絵を描くための想像力の鍛え方の話をします

絵を書くときには想像力が大事だと最近僕は思っています

以前にもブログ記事に書きましたね

いきなり紙に描かずに頭に想像してから描いてみよう
*高原はVoicyやTwitterなどいろいろやってます!見に来てね ゴールイメージをきちんと持つこと 皆さんお疲れ様です 高原です 今日はですね、いきなり紙に描かずに頭に...

 

あれからイメージの作り方や想像力に関して、色々試行錯誤をしておりました

 

最近はですね、描く時間よりも資料を見る時間とか、想像する時間っていうものを以前よりも多く取るようにしています

 

高原
高原

はた目から見るとさぼっているように見えるかも

 

想像するというのは、頭の中にこれから描く絵の映像をイメージしておく、ということです

 

これから自分が何を描くのか、描きたいのか

それを事前にはっきりさせておけば、描く時に迷いがなくなり、速く絵をつくることができます

【楽しく絵を描くコツ】上手く描くより何を描きたいか意識したい
どう描くか1割、何を描くか9割 これは「やさしい人物画」というルーミスさんという方が書いた本に書いてあった言葉です 僕が絵を書き始めた時に読んでました やさしい人物画っていう本はすご...

 

具体的なやり方はですね、後から説明していきます

 

この頭の中に立体や映像をイメージするということは、しばしば才能だとか言われたりします

ですが実はこの想像力っていうものも訓練である程度まかなうことができる、と僕は思っています

ただその訓練方法とか、想像するっていうことの感覚をつかむのに少しコツがいるなとーいうのが最近の感覚です

 

今日は僕がここ数ヶ月間でやってきたイメージトレーニングのやり方をご紹介したいと思います

 

目を閉じてぼんやりイメージする

まずはですね、「目を閉じてイメージする」というやり方があります

 

これはいわゆる一般的なイメージトレーニングに近いと思うんですけど

まあ普通に目を閉じて映像を想像していくということになります

 

これから描く絵を動いているカラーの映像で、様々な角度から動かしたり見てみたりする感じです

コツとしては、空を飛んでいるときをイメージをする感じです(飛んだことないけど)

 

 

目を開けてる時と目を閉じている時で僕の場合は想像力の使い方が違っていますね

目を閉じている時はぼんやりとしかイメージすることができないです

あんまり鮮明にイメージするのには向いてない気がするんですよね

 

どっちかというと動かしたり変形させたり、柔軟に考えたいときや、0→1のアイデアを考えるときに使う感覚です

 

これから描くイメージとかこれから作る立体のイメージが全然湧いてこない時は、目を閉じてイメージした方が色々なアイデアを出すことができます

またたくさんのアイデアを出すって時も目を閉じていた方が、目の前に見えているものに引っ張られないので、想像しやすいと思います

 

とにかくぼんやりしたものでもイメージを動かすのが大事です

カラーでリアルな見た目をイメージするのがよいと思ってます

白黒でイメージしたり、線画でイメージするのは、現実のものの見た目と違うので、かえって難しいです

これは最近気が付きました

 

大きく広い空間をイメージしたりとか、連続したつながりのある映像をイメージしたりとか

そういう時は目を閉じてイメージするといいと思います

 

 

目を開けて鮮明にイメージする

 

次に目を開けてイメージする方法ですね

 

感覚的な話になるんですけど、細かいディテールをイメージする時や、正確にイメージしたいときは目を開けていた方がイメージしやすい、と僕は思ってます

 

っていうのは現実の空間が目の前には見えているので、その上にイメージを重ねられるからです

目の前の空間に、自分が目を閉じていた時にイメージしたぼんやりした映像を、目を開けて投影するような感覚になります

 

やっぱり頭の中でだけで、目を閉じた状態で想像していると、たくさんアイデアは出せるんですが、ぼんやりし過ぎてしまったりとか整合性が取れなくなったりするんですね

 

なのである程度全体の絵の雰囲気とかがイメージできたら、僕の場合は目を開けて、それを目の前の空間に投影して行くようにします

これは実際目の前にそのものがあるような感覚でイメージします

 

目線を動かしたりとか首を振ったりしてみたり、VR みたいな感じで目の前にあるものの角度の変化とかも感じ取れるように想像していく

そうすると結構細かなシルエットの変化もイメージしやすいです

 

後はやっぱり現実の空間、目の前にある空間にはしっかりと大きさとか空間とか奥行きがありますから、そういったものに乗せてイメージができるので、かなり立体がつくりやすいです

頭の中にはそれが全くないので、正確なイメージは目を閉じてるときはしづらいかなと思うんですよね

頭ん中に描いていたものを目の前に投影するっていう作業を集中してやっていくと、実はこれって絵を書いている時とほとんど同じ感覚になります

絵を書くときは目の前に見えているものをなぞればいいという感覚になるんですよね

 

でこれは最近やり始めたことです

 

昔は頭の中だけにイメージして、目の前にイメージを投影するということはやってなかったんですね

ただそれを意識としてやるようになってからは、手数が少なくなりました

なので最近描くのが少し速くなりましたね

 

その理由は書き損じが少なくなったということです

目を閉じて頭の中にイメージしてすぐに絵を書き始めてしまうと、手元が狂いやすいです

頭のなかだけ見ながら書いてる感覚なので、

 

なので頭でイメージしたものを一回紙に投影するっていうプロセスを入れると絵を早く書くことができます

 

鏡を使ったイメージトレーニング

 

僕がここ数ヶ月でやってて一番効果の高かったものの一つとして、鏡を使ったイメージトレーニングというものがあります

 

僕の家には大きな鏡があって、机の上にも小さい鏡があります

てか今年買いました

 

鏡の前で自分でポーズを取ってみるということをよくやってます

ここまでは多くの絵描きがやっているということなんですけど、鏡の前でポーズをとっている最中に目をつぶってみてください

 

目をつぶってポーズを取って、目を開けずに鏡にどんな自分の姿が映っているかを想像してみてください

しっかり想像した後で目を開けて鏡で実際に確認する

ということを僕はトレーニングとしてやっていました

 

これが、なかなかよかった

 

これのいいところは自分の体の感覚と想像を結びつけることができる、そしてそれを答え合わせをすることができるということがあります

イメージトレーニングの弱点は答え合わせがしにくいので、勘違いや思い込みが発生しやすいです

、ということなんですよね

 

あと、イメージや想像っていうのは、頭の中だけでやると思われがちなんですけど、自分の体とか自分の感覚というものを動員すると、よりイメージがしやすくなります

 

鏡を使えば、自分の想像を現実の視点に移すことができるんですよね

しかもリアルタイムに

 

写真を自分で撮ってそれを見ながら絵を描くっていう人もいるんですけど、鏡の方が自分の体の動きと、そして自分の頭の中のイメージと現実のズレっていうもの認識することができる

 

なので、自分の頭の中で起きているイメージの癖とか、想定していない部分、考えが及ばなかった部分を理解することがしやすいのです

 

鏡を使ったイメージトレーニングは、応用するといろんなことができます

 

僕は普段道を歩いている時も、もし「ここに鏡があったらどんなふうに映るだろうか」ということを考えています

鏡を見ながらイメージするという癖をつけて行くと、鏡のないとこでも鏡をイメージできるんですよね

ここまでできるようになってくると次は鏡を傾けた時にどういう映像が鏡に映っているか、とか考えられる

 

繰り返しになるんですけど、これの利点は、実際に鏡を置けばどういう風に見えるかリアルタイムで確認できる、という点にあります

 

なので自分のイメージのどこが間違っていたかを修正できるんですよね

 

これで、「正確にイメージができている」と思い込んでしまうってことが、ある程度防げると思ってます

 

ちなみに僕が使っている鏡はこちら↓

めちゃでかくて全身入るので重宝してます

天井に突っ張るタイプなので、場所も取りません

 

ここまで大きくなくても、机の上にのるくらいのやつでもいいですね

その場合はフィギュアを写してみるといいですね

こんな感じです↓

体を動かした方が想像しやすい

 

想像力に対する誤解っていうのは、一番大きいのは頭で想像しているというふうに考えてしまうことだと思います

確かに頭でも想像しているんですけど、実は体で想像した方がよりイメージがしやすいんですよね

 

体を動かすってことが実は想像力の賜物であるということに気がついてない人もいます

 

自分が何か物を掴んだりとか、手を伸ばしたりする時に、ほとんど自分の思い通りに体を動かすことができていると思います

この普段やっていることを映像に置き換えることができれば、色々な人物のポーズとかに関してはかなり想像ができるようになるはずです

 

シャワーを浴びているときなど、自分の肌で感じる温度をサーモグラフィーのようにイメージすれば、自分の体の形もある程度イメージできそうだと思いませんか?

いわば天然のモーションキャプチャーです

 

身体を使って想像することに関してはppkp(パンチパンチキックパンチ)というアプリを作った嶋田さん(@toshihiro_app)という方すごく詳しいです

これに関してはこちらの記事で考察してます↓

【エンジニアと人生】脳内プロトタイピングについて分析してみた
脳内プロトタイピングがすごい 皆さんお疲れ様です 高原 高原さと(@ART_takahara)です 皆さん 「エンジニアと人生」というラジオをご存知でしょうか ...

 

今まで机の前に座ってイメージをしていたという人は、是非散歩をしながらだったりとか、体を動かしながらイメージするということをやってみてください

 

我々人間は動物なので、止まって物を考えるということはあまりしてこなかったはずです

狩りをする時も基本的には走り回ったりしながら考えていた

なので自分の想像とか頭を使うっていうことに関しては、体を動かしながらの方がやりやすいんじゃないかなー、というのが最近の僕の仮説です

 

これは是非やってみて欲しいんですよね

そして感想を聞かせてください

 

はい

というお話を今回はしてみました

イメージトレーニングはふつうにすごく楽しんです

絵が上手くなるとか関係なしに普通に楽しいです

 

色々なことにも応用できるし、365日いつでもどこでも実行できるので、つまらない会議中などは是非イメージトレーニングなど行ってみてはいかがでしょうか

その場合は、目を閉じてイメージすると寝てると思われるので、目は開けたほうがいいですね

 

上司の顔にラクガキするイメージとかはどうでしょうか、楽しそう

 

ではではまた

 

 

高原さと

 

参考図書

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