解決不能な悩みは分散させて別の悩みを見つける

 解決不能な悩みからどう抜け出すか

今日は、悩みは解決させずに分散させる、という話をしたいと思います。

 

すぐに解決できない悩みに対する向き合い方のような話です。

 

別の悩みを見つけることで、解決不能な悩みから目を逸していくという考え方です。

 

ある時自分は、一度に複数のことに意識を向けらない、ということ気がつきました。

お腹が痛い時には、LINEの返信は気になりません。

仕事の締め切りがやばい時は、筋肉痛は感じません。

 

これを利用して、解決不能なことに悩んでいる時は、別の悩みを見つけてそっちに意識を向けちゃうという方法です。

 

悩まないようにしたり、気にしないようにするのは、悩みの対象への意識を強めてしまうので逆効果だと思います。

 

気分転換に楽しいことをやったりするのも、自分はあまり向いてないです。

悩んでいる対象に意識が戻った時により辛くなる感じがします。

 

なので別の悩みを発見して、「そんなことをより今はこっちの悩みの方がヤバイ」という方に気持ちを持っていくことを目指します。

悩みをむしろ増やしているような気がしますが、個人的には同じことにずっと悩み続けるより、「色々な問題が山積みで大変」な状態の方が楽です。

 

悩みの整理法は岡田敏夫さんの悩みのるつぼの講演の動画で紹介されているやり方を使います。

 

岡田斗司夫ゼミ#315(2019/12)95%の悩みを解決する思考方法~悩みのるつぼ卒業記念講演大阪より

 

 

 

悩みを整理して偏りを見つける

前提としてこの方法は、自分が深く悩んでいることに対してのみに通用する方法です。

将来への不安や、自分の容姿など解決不能な問題に対して、繰り返し悩んでしまってどうしようもないような時に使います。

 

今日初めて悩んだ問題などにはあまり有効ではないかと思います。

 

やり方を説明します。

 

まず自分が悩んでいることを紙に書き出します。

スマホやパソコンで書き出すより、紙に書いた方がぐちゃぐちゃっと書けるので、悩んでいるときの状態を表しやすいです。

 

次に書き出した悩みをいくつかのパターンに分類してみます。

 

収入に関する悩み、仕事の内容に関する悩み、自分の心の状態に関する悩み、人間関係に関する悩み、

などなどです。

 

自分の場合、大きく自分の生活に関する悩み、仕事に関する悩み、自分自身に関する悩み、他人に関する悩み。

この4つに大体分けられました。

ここまで大きく分けると細かいところはよくわからなくなってしまうので、最初はもうちょっと小さいくくりで分類した方がいいかもしれません。

 

悩ここまでは岡田敏夫さんが動画で紹介しているやり方と同じ、悩みの整理方です。

 

〇〇のプロジェクトがうまくいくかどうか不安、と言う悩みと、〇〇のプロジェクトにてXXさんとの関係がうまくいっていない、と言う2つの悩みがあったら共通点は〇〇と言うプロジェクトになります。

 

ここからが自分が思いついた方法です、

 

悩みが分類できたら、悩みの偏りがないか探します。

 

悩みが仕事の事ばかりになってないか、自分のメンタルの状態に関することばかりになっていないか、特定のコミュニティーでの人間関係の悩みばかりになっていないか、

 

チェックしてみます。

すると大きな悩みは、似たような分類に関することで悩んでいることが多いと気づきました。

 

自分の場合だったら、自分の心の状態に悩むことが多いです。

 

悩んでいることに悩んでいる、悲しいことが悲しいと言うような状態ですね。

 

これは僕の中の分類だと自分に関することの中の自分の内面に関する事と言うジャンルに分類できます。

 

悩みの偏りを発見できたら、全く別ジャンルの事を紙に書き出して、問題点を洗い出します。

 

僕だったら自分のネガティブな部分がすごく嫌いで悩んでしまうことがありあったとします。

 

このときの偏りは自分の内面のことばかりに意識が向いているので、この意識を別の悩みにむけてみます

 

例えば自分の生活とか、に向けてみます。

 

悩みを書き出していたノートを次のページにして、生活と言うキーワードを入れてみて、生活に関する問題点を洗い出します。

 

例えば洗濯物が溜まっているとか、食事のバランスが悪いとか夜中にラーメンを食べているとか。

大きな悩みとは全然別のジャンルのテーマを1つ設定して、それに関しての問題点を挙げてその解決法を探ることで悩みをシフトさせる感じです。

 

こうするともともと悩んでいた解決不能な問題から、悩みを別の分野にシフトさせることができます。

 

場合によっては新しく出てきた悩みのほうは解決できる部分が残っている可能性もあるので、少し目の前の行動がしやすくなったりします。

 

例えば食生活のバランスが崩れていると言うのであれば、食事に関する本を買ってきたりとか、生活習慣を見直してみたりとか。そういったアプローチができるようになります。

 

悩みの偏りを見つける時は図にした方がわかりやすいので、マトリックスを書いてみたらいいかもしれません。

図を載せるが面倒なのでテキストで書きますが

外的

過去 →  未来

内的

みたいなマトリックスにして、書き出した悩みを配置し、悩みがないスカスカな場所を探すとやりやすいです。

楽しいことをするのは効果が薄いかも

何回も何回も繰り返し悩んでいる悩みは、その時点では解決しない可能性が高いです。

 

悩んでいる時は一旦別のことをやったほうがいいんです。

まあ、行動せずに悩んでいる時が「悩んでいる」という状態なので、なかなか難しんですが。

 

特に楽しいこととか面白いことを悩みにぶつけてもあまりうまくいかないです。

マイナスのエネルギーの方がプラスのエネルギーより大きいからですね。

 

解決不能な何回も繰り返し悩んでしまう問題に関しては、自分自身がまだ注目していない、別の問題を発見して、そこに関して悩むことで意識をずらしていく。

そうすることで解決不能な問題にぐるぐる悩み続けると言うことを、一時的に止めることができます。

 

自分の容姿に関して悩んでいるなら、それを一旦止めて、自分の収入に関して悩むようにしてみると、言うような感じですね。

一つのことに繰り返し悩まず、短い時間で悩みをシフトさせて、バランスよく悩む方がメンタルとして安定するのではないか、という話です。

 

何かの参考になれば

 

ではでは

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