成長のグラフ:人の能力は一定に伸びない

 

おはようございます。

高原です

今日は人間の能力が成長する流れについて考えてみたいと思います。

絵やスポーツ、勉強など、能力を向上させたい場面は人生で多々あります。

今日はそういうことに関する自分の考えを説明します。

 

*高原はVoicyTwitterなどいろいろやってます!

voicyはラジオだよ

聴きに来てね

 

 

人の能力は一定に伸びない

多くの人がですね、絵とか勉強とか、何らかの能力が上手くなる時に、その能力のが示す曲線を一次関数もしくは二次関数のグラフだと思っています。

それを図にすると、下の画像みたいな感じです。

 

 

この一次関数的な成長の流れが間違っているってのは皆さん分かると思うんですよ。

訓練の量とともに、一定の割合で上達していくというのがこれです。

 

まあこうはならないですよね。

上手くなりやすい時期とあんまり伸びない時期があるていうのは予想できますから。

 

 

たくさん訓練すると成長しにくくなる?

次に下の図を見てください。

こっちが二次関数の方です。

これは 一見あっているように見えますよね。

 

 

 

要するに始めたばっかりの頃はぐんぐん伸びていくと。でも沢山練習していくにつれてあまり伸びなくなってくるって言うんですね。

はい、基本的には合っていると思うんです。

が、本質的に、こういうひとつの単純化な数式には、人間の成長は収まらないと思うんですね。

 

 

僕の考えでは複数の数式を組み合わせたグラフになると考えています。

 

これが↓僕が思う人間の成長のグラフです。

 

 

 

はい、なんじゃこりゃ。

 

このグラフは人間の能力をもうちょっと俯瞰的に見ようとしたものです。

小さな二次関数のグラフが、時々ジャンプしながらつながっていくイメージです。

確かに一つ一つの小さな能力は、2次関数的な曲線で伸びていくと思います。

 

ただ人間の能力っていろんな要素が複雑に絡んでいるじゃないですか。

 

例えば絵で言っても造形が上手くなるのか、空間の把握が上手くなるのか、それともデザインが上手くなるのかは、はたまた発想なのか、解剖学なのか、パースなのか質感なのか、色なのか。

 

ざっくり分けても多くの技術に分かれていますよね。(本当はこんなに大きく分けることはできませんが)

 

どんな技術でも、ひとつひとつは多分2次関数的な放物線で伸びていくと思います。

ただやっぱりこれらが組み合わさった時に、人間の能力って一気に伸びるのではないかと。

 

もしくは何らかのイベントが起きた時や、突発的な問題に対処しようとした際に、一時的にすごく高い能力を発揮しなければならない状況に陥る場合があります。

 

そういう時に人間の能力って一気に行こうジャンプするように伸びるんじゃないかと、自分は考えています。

 

 

自分がジャンプ(一気に成長)できる機会をどれだけ作れるか

さっき出した3番目のグラフで、曲線同士の間に、ジャンプしているところが時々ありますよね。

そのエリアがイベントを発生時です。

 

 

まあいいイベントの時か悪いイベントの時か分からないんですけど。

 

 

どちらにせよ瞬間において一気に伸びるものだと思うんですね。

で、それが終わったらまた緩やかな曲線的に伸びてって、またある瞬間に一気に伸びると。

 

そういう感じで人間は成長していくんじゃないかなと思うんです。

ひとつのグラフの中だけで能力を伸ばそうとしていると、行き詰まってしまいやすいんだと思います。

 

二枚目の図の2次関数のグラフにおける右上の辺りですね。

 

絵で言えば、例えば、漫画的な人物の立ちポーズの線画だけをずっと訓練していると、その時の成長のグラフは、2枚目の二次関数のグラフになってしまいます。

 

そうすると、もちろん最初うまくなっていくけど、だんだん伸びなくなってきます。

 

 

それは一つのグラフの中に納まってしまっているからなのです。

 

だから、最近あんまりうまくなってないなぁ、と思ったあたりで別のグラフの移行しないといけないんですよ。

 

その移行ができない人が多い。

 

どうしても小さな一つの分野の中だけでやってしまうんですよね。

 

そうすると、やっぱり成長のジャンプが起こせない。

なので、自分が一気に成長できる機会を、どれだけ作れるかっていうことが大切だと感じます。

 

 

あとは 一部分の成長だけに固執しないこと。

 

やっぱりどうしてもね、人間って、今やってることだけが全てだと思い込んでしまうんです。

 

が、実は今やっていることは全体で見た時にほんの一部分だけだったりするんですよ。

 

そのほんの一部分だけに固執しちゃうと、やっぱり次のステージに行けない。

次のステージに行くにはジャンプを起こすしかないです。

 

例えばさっきの話でいえば、人物の立ちポーズばっかり描いてて、あんまり上手くならないなーと思ってきたら、ちょっと違うものを描いてみる。

 

色も塗ってみようとか、ちゃんと背景も書いてみようとか、絵の具を使って描いてみようとか。

人物にしても、座たポーズを描いてみるとか。

 

そういう感じで別の要素を取り入れる。

 

で、そこをまた練習しているとあるとき、前に身につけたことと、今やっていることがうまく噛み合う瞬間が来ると思います。

 

その瞬間に人間は一気に成長するんじゃないかなと思います。

 

 

まとめ

抽象的な話になってしまいました。

まとめると、個人として、なるべく成長を遂げたいのであれば大事なことは二つ。

 

一つ目は、自分が一気に成長できるかもしれないイベントを沢山作ること。

 

二つ目はあまり成長しなくなってきたなと思ったら、ちょっと視点を変えて、ちょっと違うことをやってみるということですね。

 

もちろん沢山訓練することはどの分野でも必要だと思うので、それをやる前提です。

まあ、それも難しいんですけどね。

僕も全然その量が足りてなかったりするので。

そこも大事なんです。

 

ただ必ずしもやったトータルの量だけで勝敗が決するわけじゃないんですよね。

何回ジャンプしたかが大事だったりします。

たくさん量をやっていても同じグラフの中だけでやってしまうと、あんまり成長できないんですよ。

 

なので、たくさんやりつつ、時々別の何かに挑戦して失敗してみたり。

いつもいつもジャンプできるわけじゃないんだけど、そういう機会を10回とか作っていれば、そのうちの一回は一気に成長できる可能性があります。

そういう機会をたくさん作っていくのが大事なんじゃないかなと思います。

 

3枚目にあげたグラフもまだまだシンプルで、これがさらに何個も組み合わさって、人間そのものの成長の流れができていくのではないでしょうか。

 

 

ではでは

 

高原