<ちょいダイナミックな木の描き方>
なるべく「シャッ」っと勢いよく線を引く
色塗りはシルエットを保護してシャープに塗っていく
左右対称を避けて不安定でメリハリのあるシルエットに
S字より?をつなげるイメージだと全体の流れを作りやすいかも
葉っぱも流れに乗せて描く*リアルではない pic.twitter.com/YC6xEPLX8d
— 高原さと (@ART_takahara) November 4, 2018
カーブと直線のつなぎ目を意識してメリハリのあるシルエットを作る
動きのある木の描き方のコツは S 字カーブよりもはてなカーブや直線を意識して繋げていくことです
絵を書いたり造形をしたりする時に大事なのはシルエット
シルエットを綺麗に作ったりシルエットの流れを意識してるシルエットのリズムを意識するということが大事です
木や植物などは特に、何となく描くと直線の部分が少なくなりやすい
S 字カーブだけで構成してしまうとぬるぬるとした眠いシルエットになってしまいやすいです
なのでなので S 字ではなくはてなマークのように途中に節がある形状、途中に節があるシルエットや途中で角ができたりカーブの曲線の割合が変わるもしくは曲線の向きが変わるような動きを入れる
そうやってシルエットの流れを作っていくとメリハリのある形が書けるようになると思います
これは人物でも同じですね
S 字曲がりだけを意識しているとすごく眠いぬるぬるとした柔らかいものに見えてしまいやすいのでカーブのカーブしてる部分と直線的な部分をしっかり作り、境目となる関節をリズムよく入れていくことが大事です。
リズムよくというのは左右対称にならないもしくは均等にならないようにそのカーブと直線の境目を持たせることです
よく言われるのは3対1とか
とにかくに左右対称にならない位置にカーブの切り替えの点や、節目などの中間地点を持ってくるといいと言われています
カーブの長さを3だとしたら直線の長さを1
もしくは直線の長さが1だったらカーブの長さを3にするとか
そんな感じでリズムを作ったりして行ったりするということが、メリハリのある動きのある形を書くのに有効です
あとダイナミックな形や動きを作ると言った意味では不安定な状態にするということが一つ挙げられると思います
今回書いた木の絵も崖のような場所に立っていたり、左右対称でなかったりなど、少し不安定なシルエットをしていると思います
ちょっと左側に傾いていますね
このような感じで、人物や植物、動物を書くときにも、動きをつけたかったら不安定な状態にしてあげる
さらにその不安定な動きに抗うような動きや重力に対しての対応などを描いてあげると動きを表現しやすいです
今回は重力に従って木の幹が下に一度下がってから、しかし太陽の方向を向かないといけないので重力と反対側の太陽の側に向こうとしている
というような流れを作ることで動きを表現しようとしております
まとめるとポイントとしては三つ
一つ目は S 字カーブより、節目のあるはてなカーブを意識する
二つ目はカーブの境目や、カーブと直線の切り替えのポイントを左右非対称の位置に持っていく
三つ目が不安定な場所に設定設置するというようなことになります参考にしてみてください
植物を描くのにおススメの参考資料
はい、男鹿和雄さんの背景画集です
もののけ姫や平成狸合戦ぽんぽこなど、ジブリ関連で美術監督を務めていたすごい方です
皆さんもちろん持っていますよね
絵具の絵だけでなく、鉛筆のスケッチや美術設定などもたくさん載っているので、植物を描く時のポイントがわかりやすいです