*この記事はVoicyの#13 何も描きたくないときの対処法を元に書かれています
最初の工程をルーティーン化する
皆さん、お疲れ様です、高原さとです。
さて、今日は割りとよくある状況かな、と思うんですけど
今日はどうしても何も描きたくないなぁとか
今日は全然描く気が起きない
そういった時があると思います。
僕も定期的に訪れます、そういった時にどうしたらいいかなとか、自分はどうやっているか、ということについてちょっと話していきたいかなと思います。
絵を描いてる人って、絵が描きたくて描いてるわけなんで、描きたくなくなったら描かなきゃいい、というような話にもなるんですけど、仕事があったりとか、仕事なくても、描く時間があるから描きたかったはずなんだけど、なぜか描けないみたいな時があると思うんですけど、僕はありますね。
定期的にきますね、月に一回とはいかないですけど、数ヶ月に一回来ますね、そういう時が。
どんなに好きでも、ずっと描いてるというのはなかなかしんどいですよね。
特に仕事はしんどくなる時があります。
仕事でやってる人とかはずっと描いてるんで、そうなってくると、どんなに絵が好きでも嫌になる時というのはあるんで。
そういった時に自分どうしているかというと、ルーティーンを決めておく、というのはひとつあるかなと思います。
自分の中から、できるやり方というのを話すと、そういうことですね。
ルーティーンを決めておくっていうような感じですね、イメージ的にはイチローがマウントに入る時にバット3回振って、手を当てる場所を決めてるらしいじゃないすか、詳しく知らないですけど、すごい細かく決まってるらしいんですよね。
そんな感じで、描く気が起きなくなった時に、慌ててやっても難しいんですけど、普段から、最初にやる事ことをあらかじめ決めておくと、毎回すんなり入っていけるんじゃないかなっていう風に思うんですよね。
例えば僕だったら、最初の30分ぐらいは何か見て描くようにしたり、とか、最初はスケッチからはいるとか、写真を30分ぐらいスケッチすることから始めたりとか、最初だけは練習をするというか、30秒ドローイングというのはあるんですけど、ポーズマニアックスというサイトでそういうサービスがあって、結構有名なんでご存知の方もいるかもしれないんですけど、30秒で絵が切り替わるんですよ。
いろんなポーズが出てきてそれを30秒でクイックスケッチみたいな感じで描いていく、というような練習なんですけど、それを1日のはじめに必ずやるようにしてましたね。
それで上手くなってるかちょっと微妙なんですけど、朝起きて歯を磨くみたいな感じじゃないですけど、朝起きて歯磨いて、椅子に座ったら、スケッチとか、ドローイングをまずやると。
仕事をスタートするのとか、ちゃんとした絵を描き始めるのと、一日の初めに0のところから、いきなり大変な絵とか描くのはしんどいと思うんで
それを20分ぐらいやってると、最初は頭を使わないというか、ルーティーン的に決めておいて、それをいつも通りやる、ということをしておくと、意思決定のコストみたいのがかからなくなるんで、ルーティーン化してしまう、というのはおすすめかなと思います。
モチーフを決めてる人もいますね。
最初はキャラクターの顔をかくとか、最初はボールペンで、下描きしないで描くとか、寺田克也さんは描きたくなくなった時は、おじいさんの絵を描くっていう風におっしゃってましたね。
多分、描きやすいからとか、自分が好きだからとか、細かく描き込めるんで、やる気が出てきやすい、というようなところがあるのかもしれないですね。
自分が好きなモチーフを決めておいて、必ず毎日最初にそれを描くということを決めておくといいかなと思います。
上手くなるならない、というより、習慣化する、という意味でやっておくといいかなと思います。
全部の工程自体をルーティーン化しちゃうと、上手くならなくなっちゃうんで、新しいこととかチャレンジしたほうがいいと思うんで、乗ってきたらやればいいと思うんですね、集中力がゴーッと上がった段階でやればいいと思うんで。
最初からそれをやると、大変でやりたくない、となっちゃうんで、最初は描くものを決めたりとか、スケッチから入ったりとか、というようなことをやったらいいかなと思います。
僕はやってないんですけど、知り合いの絵描きに、
描く前にカッターで鉛筆を削る
という人はいましたね。
それを聞いて僕は、鉛筆で描くのいいな、と思ったんですけど。
僕は今デジタルで描いてることが多いんで、鉛筆削ることめったにないんですけど、その友達は鉛筆を削る、しかもデッサンをするみたいに毎回カッターで削ってたんですよ。
なんで毎回カッターで削ってるの?と聞いたら、やる気が出るんだ、みたいなことを言ってて、カッターで鉛筆を研ぐ、その仕草を僕も見てたんですけど、確かに集中力高まりそうな感じでしたね。
僕もやってみたんですけど、確かに研ぎ澄まされていくイメージがありますね、実際に鉛筆を削っているわけですから。
もし、鉛筆を使っている人だったら、鉛筆削りじゃなくてカッターでやってみるといいかもしれないですね、ちょっと面倒ですけど。
自分なりに最初はこうする、とか決めたらいいかもしれないですね。
もし、仕事から帰ってきて家で描くんだとしたら、お風呂沸かして、沸くまでの間に描くとか、そうすると日仕事してて趣味で描いてる人とか、その日まだ一秒も描いてない状態じゃないですか。
描いてない状態から描いてる状態に移行する、というのがハードルが高いんで、とりあえずお風呂入る前までに描いちゃおう、ちょっと落書きしちゃおう、みたいな感じでその間に描いておくと、お風呂から出たあとすんなり作業を開始できるかなと思ったりするんで、隙間時間を使ったりとか、自分の日々の最初のルーティーンを決めておくといいかもしれないですね。
最初に何をするかということを決めておくと何も描きたくない、という状況をそもそも避けられるかな、という風に思います。
この話どちらかというと何も描きたくない状態が起きちゃった時の対象じゃなくて、それが起きないようにするための対処法でしたね、すいません。
起きないようにするのが一番いいと思うんで、そんな感じですかね
その他の対処法あれこれ
さっきのチャプターで、そもそも最初に毎回描くものとか、やることを決めておいたりとか、それを習慣づけしておくと、描きたくないという状況になりにくいよ、というような話をしましたね、スッとスタートが切れるんで。
そうは言っても、一日中描いてる時とかは、どうしても途中でやる気がなくなるというか、集中力が途切れたりとか、ルーティーンを決めたはずなんだけど、うまく機能しなかった時とかもたまにあるんで、描きたくなくなってしまった時にどうすればいいか、というようなことなんですけど。
他力な方法としては、映画とか見に行ったりとかはありかもしれないですね。
インプットすると、それでイメージが湧いてくるんで、映画が面白ければですけどね。
面白かったら、感動で惰性というか、やる気のない自分がリセットされたりする時もあるかなと思います、自分の場合は。
でもこれ時間なかったら無理なんですよね。
仕事してて、締め切りも今日中になんかしなきゃいけない時はなかなか映画とか見てられないと思うんで。
そういう時は散歩はいいですよね、散歩って短い時間でできるんで。
知り合いの上手い人とかも散歩してたりするんですよね。
行き詰まったらすぐ散歩する、一日三回ぐらい散歩したりとかするみたいなんですけど、散歩がいいのは、視覚的にイメージが入ってくるじゃないですか。
映画って座ってるだけじゃないですか。
散歩というか、歩くのがかなりいいらしいんですよね、この前テレビで見たんですけど、歩くと気持ちがリラックスするらしいんですね。
実際そんな感じがするんですけど、しないですか?
僕はするんですけど。
散歩してるといろんな景色とかが見えるんで、インスピレーションが入ってくる感じがしますよね。
白い紙を前にしてじっとしてると描きたくない時は
描きたくない、描きたくない
という気持ちが強くなってきちゃうんで、そういう時はおやつとか買いに外に出て、15分ぐらい歩いて、音楽とか聞きながら、建物とか物を観察してると、やる気出てくる
その場でスケッチブック持って行けば、何か描いてもいいじゃないですか。
そこからスタートしてもいいと思うんで、また乗ってきたら作業に戻ったりとかすればいいかなと思うんで。
散歩は良くしますね、僕は。
おすすめですね。
もう一個、他力な方法としては、他の人の絵とか見るといいかもしれないですね。
Twitter とか見てたら、僕の場合は、絵描きだけじゃなくて何か作ってる人とかフォローしたりするんですけど、その人たちの作品が流れてくれないですか。
今、これ作ってますとか、練習してますとかが流れてくると、皆描いてるのか、俺も描かなきゃ、という風になりますね、ただ、ならない人もいるみたいなんで。
僕の場合はなるんで、そういう感じに。
そういうのもありかなと思いますね。
ここまでいろいろ話してきたんですけど、突き詰めると、描くしかない、というところに行き着くんですよ。
前、アイデアが出ない時どうすればいいか、みたいな話でも同じことを言った気がするんですけど、アイデアが思いついたりとか、やる気が出てくるのを待ってたら、いつまで経っても描けないんで。
気分転換とかもいいんですけど、結局はどこかで描くしかないと。
それが描きたくない時の最終的な最終法ですかね。
絵じゃなくてもいいので、渦巻きとか字でもいいので、何か描けば、結構違うんで。
そんなことをしています、僕はやる気がないときは。
それでも無理だった時は、
寝ますね。
睡眠という最終兵器を使いますね。
短時間でも寝るとリセットされるんで、睡眠ってすごいな、と思ったりするんですけど。
短時間で起きるのは難しいですけど、2~3時間寝て、起きれば別人になるというか。
さっきまでの俺はもういない、みたいな感じで、気持ちも新たに作業が開始できるんで、行き詰ったら寝る、というのはいいかもしれませんね、頭が整理されるんで。
おすすめなのは、最初のチャプターで言ったルーティーン化する、というのが一番いいかなと思いますね。
作業に戻る時もルーティーンにしたらいいかもしれませんね。
お昼ご飯とか食べに行ったりするじゃないですか。
お昼から戻った後に、また作業を開始するのがしんどくなる時もあるんで、そう言った時にも最初に描く物を何か決めておいて、5分ぐらい落書きしてから入るとスっとスタートできるんで、そういうことをやってみるといいんじゃないかなあと思いますね。
学校のテスト勉強の時に僕やったんですけど、道具を片付けないというのはいいかなと思います、ルーティーンの話でいくと。
道具を出す、というのがすごく面倒臭いんですよ。
僕はそうなんですよ、それがまずハードルじゃないですか。
パソコンで描いているんだとしたら、PCの電源を入れるのが面倒臭いとか、液タブだったら、液タブの電源を入れるのが面倒だったりとか、Photoshopとかそういうペイントソフトを起ち上げるのが面倒臭くなってしまうんで、なるべく最初の導入コストというか、スタートする時のエネルギーが必要ないように、点けっ放しでスリープモードで寝たりとか、お昼食べに行く時は片づけないと思うんですけど、ソフトとかファイルとかを落とさずに、そのままスタートしたりとかしてますね。
そういうのがいいかなと思います。
それでいうと板タブの方がいいんですよ、面倒臭がり屋の僕からすると。
液タブは持ってるんですけど、電源いちいち入れないといけないし、場所もとるから、どうしても片づけるという手間が発生するんですよ。
液タブを置いたまま机の上でご飯食べれないんで、ご飯食べる時は液タブをしまわないといけないんですよ。
それが面倒なんですよね。
板タブだったらずっと付けっ放しでもいいし、スイッチも無いんで、ON・OFFが無い、というだけで相当楽だと思いますね、それが板タブのメリットかなと思うんで。
もし液タブにしたら、作業するのが面倒臭くなった、という人はもしかしたらそれが原因かもしれないですね。
なので、板タブも試してみたりするといいかなと思います。
まずの作業の開始あまり面倒臭くしない、ということですかね、共通して言えるのは。
それをルーティーン化したりとか、なるべくご面倒なのを最初に持ってこない。
最初とにかく楽に始められるようにしておく、というのがまま継続して創作活動を続ける秘訣なのかなという風に思ったりはします、参考にしてみてください。
高原さと
*この記事はVoicyの#13 何も描きたくないときの対処法を元に書かれています
番外編:やる気の出る本を読む
番外編として、読むとやる気の出る本を紹介します
いい本を読むとやる気が出ます
今回おススメする本はこれ↓
小暮太一さんの『カイジ「勝つべくして勝つ働き方の話」』です
ちょっと昔の本ですね
僕はこれを大学生の時に読んで、自分が楽しく生きれるような仕事をしたいと思いました
カイジという賭博の漫画を例に挙げて、わかりやすい文章で描いてあるのでとっても楽に読めます
が、
内容はしっかりしてます
グダグダしたり、ダラダラしてしまっているときはこの本を読むとやる気が出ます