フリーランスのデザイナーが個人ゲーム開発を始めた理由

 

*開発中の脱出ゲームのスクショ↑

飽きることとの戦い

今日は僕が個人ゲーム開発を始めた理由についてお話ししたいと思います。

 

僕はもともと映像を作る会社に新卒で入社しました。

ゲーム系の映像などを制作している会社に入社し、そこでデザイナーをしていました。

主に絵を描いていましたね。

 

そこからフリーランスになったのですけど、フリーランスになって2年くらいたった今年から個人ゲーム開発を始めました。

なぜ始めたかというと、それまでやってきたことに飽きたからということがあります。

僕絵を描くことが好きで、長く仕事にもしていました。

 

ですが、それだけだとつまらなくなってきたといいますか、描いて上手に出来た内容の一連のプロセスを体験して、まだまだ上に行きたいという気持ちがありました。

 

上達するための訓練は続けていますが、描いて上手になってきただけだと、満足できなくなってしまいました。

そういういうことが僕の生活のいろいろなところに現れてきてたんです。

 

アニメを見ると映画を見るとかもそうですけど、前にも似たようなの見たな〜感覚が、付きまとうことが増えてきました。

もちろんこれまで生きてきていろいろ体験したことはありつつ、まだまだやったことないことも沢山あります。

 

ただ、やってきたことに関しては、たくさんやって満足したという感じになってきていて、要するに今までやってたことに飽きてました。

飽きる気持ちとどう戦うかということは、フリーランスになってから抱え始めた自分の課題です。

そしてその課題に対して僕が見つけたことが、ゲームを個人で作るということです。

 

飽きずに楽しめることを探したい

 

飽きるということを僕はなぜ課題だと感じていたかといいますと、そもそも仕事を始めるときに仕事に飽きるということを想定していませんでした。

 

新卒で会社を選んだ時もそうですし、何か始めるときに今までこれが飽きるかもしれないということを考えて始めることはありませんでした。

 

そこが甘かったなと思うと点で、これから始めることは必ず飽きることを前提に始めることにしました。

そうすることで飽きにくいであろうことを始めるほうが良いと今は思ってます。

 

得たスキルに飽きてしまうともうやる気が起きなくなり、得たスキルがほとんど無意味になります。

自分のやる気無くなったら絵を描く気にもならないし、何もする気が起きません。

 

理想はなるべく飽きにくいということと、飽きたとしても何かがストックされている状態にしたいです。

そうすることで、万が一やる気が起きない状態になったときでも、過去に自分が作ったものが何か残っていれ自動的に仕事をしてくれるという状態にしたいなと思っています。

そこでプロダクトを作ることが良いと思いました。

 

プロダクトを作ってなおかつ飽きにくいモノを作ろうと考えたときに、僕はモノづくりをすることが好きなのでこれはゲームだなと思いました。

なぜかというと、ゲームって作成にとてもやることあります。

 

グラフィックや音楽、プログラムにストーリー、ゲームのシステム、グラフィック、2Dと3Dなどなど沢山あります。

そして2Dの中でも細胞化されていて、各分野だけで一生できるくらいの感じのものが入っているので、ゲーム制作をやればまず飽きないだろうと思いました。

 

例えば絵を描くことに飽きてきたら3Dのゲームを作ればいいですし、グラフィック自体に飽きたら他に切り替えるようにすると良いと思います。

プログラマーの人が作っているゲームとかそうだと思いますが、グラフィック自体は軽く作って、システムをもっと面白くするといった感じでゲームにしたりできます。

 

それにも飽きたら、今度は音ゲーのような音楽がメインのゲームを制作してみて、同じことをやっている中でもいろいろやれることが多い分野がゲーム開発かなと思っています。

それを個人で実践しないと、いろいろさせてもらうのは難しいので、これは個人で空いた時間でコツコツやろうということを始めました。

 

新しいことをやりつつ仕事にもしたい

 

もう一つ

これは個人ゲーム開発に限らずですが、さっき程お話しした飽きることとの戦いに関して、そもそも飽きないようにするためには新しいことをやる必要があります。

 

同じようなものばかり食べていたら飽きてきますし、同じことばかりやっていたら飽きてきます。

それを避けるためには、新しいことをしていくということが必要です。

仕事は基本的に、やったことのあることが評価されて頼まれます。

 

例えば僕に仕事を依頼してくれる人は、僕が今までやってきた仕事の中で実績などを見て仕事を依頼することや、前回依頼した際の仕事が良かったので再度お願いしますといった形で仕事がきます。

基本的にはその人が積み上げてきたモノや技術を評価していただく。評価とはそういうものだと思います。

実績のない人や前例のないことを評価できないので。

 

僕が作業したことを仕事として出来ることを評価してもらい、それに対して依頼が来るということがあって、その対価としてお金をもらうことができるという仕組みです。

 

だから新しいことは基本にお金になりませんし仕事になりません。

お金を稼ぎたいなら同じことやったほうがお金になります。

ですが、同じことをやっていると飽きてきます。

 

新しいことを始めると楽しいけど、やったことがないからお金にはならないという、そういった矛盾みたいなものがあります。

新しいことを始めてどのようにお金を得ていくかというところが、ポイントになってきます。

 

以前、個人開発を通して得られるメリットにお話ししたと思います↓

個人開発を通して学びたい技術を勉強する
*制作中の脱出ゲームのスクショ↑作りながら勉強する今日は、個人開発を通して技術を勉強するという話をしたいと思います。僕は今日も午前中に3時間ほど個人で作成しているゲームアプリを開発していました。...

 

新しいことを始めたいという中で個人開発をすると、自分がやりたいことを作業しつつスキルが溜まっていきます。

アプリとかコンスタントに出していれば、少しずつお金は増えていきますし、何よりもスキルが溜まっていきます。

 

スキルが開発を通して自分の中にストックされていき、それがある一定のレベルを超えると仕事ができるレベルに達すると思います。

そういった積み重ねが個人でモノを作るということに期待できることです。

同じポジションでずっと仕事を続けることは、給料やスキルも上がりますが、結局飽きてきます。

 

それはそれで続けないとお金が全く無くなってしまうので、それも続けつつ個人で作りたいモノを、個人開発で作るということを並行してやるということが、今の僕の開発スタイルになりました。